聞いたことはあるけど意味が分からない酒造用語【造り篇4】

日本酒の業界では夏になると行われる風物詩があります。
それが【初呑み切り(はつのみきり)】と呼ばれる行事です。
初呑み切りは冬季に仕込んだお酒をタンクで寝かせ、程よく熟成が進んだ夏の七夕ころの季節に、お酒の色や香り、味を確かめます。
お酒の状態を見極め、またその後のお酒の出荷にもかかわってくる大切な酒蔵のイベントとなっております。
このとき《初めてタンクの“呑み”を切って味を見る》ので【初呑み切り】と呼ばれております。
近年では初呑み切り後、夏の蔵人の一押しのお酒として、初呑み切り限定酒が市場に沢山出回るようになりました。
ぜひ夏酒をお求めの際は、酒専門店などで【初呑み切り限定酒】を探してみてはいかがでしょうか